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好きな仕事で生きる!ポジティブ心理学から学ぶ、「幸せになる」仕事の選び方

みなさんこんにちは、Lindaです。

みなさんは、今の仕事に満足していますか?

3年後、5年後の自らのキャリアプランを想像できなくて、悩んでいる方も多いと思います。 

 

自分の人生の幸せを優先するべきか、仕事での昇進を優先させるべきか、人生の分岐点に立つと、迷う事も多くあります。

また、仕事と生活の両立はとても難しく、どちらかを犠牲にせざるを得ない事があると思います。

また女性は結婚や出産があり、大きくライフステージが変わってくるので、仕事と家庭の両立に関して悩むこともあるのではないでしょうか。

 

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私たちの人生において、仕事での幸福感や満足感は、人生における幸福感に直結するといっても過言ではないくらい重要です。

 

今回は、ポジティブ心理学から学ぶ、「幸せになる為の」仕事の考え方や選び方をご紹介します。

ポジティブ心理学のマーティン・E・P・セリグマン博士のスピーチや著書、ポジティブ心理学の文献などを元に、幸せへの近道を、一緒に考えていきたいと思います。

 

 

ポジティブ心理学とは

一般社団法人 ポジティブ心理学協会 HPより抜粋

ポジティブ心理学は、1998年当時、米国心理学会会長であったペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・E・P・セリグマン博士によって発議、創設されました。(中略)ポジティブ心理学とは、私たち一人ひとりの人生や、私たちの属する組織や社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そのような状態を構成する諸要素について科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域である、と定義されます。「よい生き方とはどのような生き方か?」「人が充実した活動を行なうことのできる組織や社会の条件とは?」といったテーマは、ポジティブ心理学が創設される以前より長らく探究の対象とされてきたテーマでした。

ウィキペディアより抜粋

ポジティブ心理学(ポジティブしんりがく、英語: positive psychology)とは個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する、近年注目されている心理学の一分野である。ただ精神疾患を治すことよりも、通常の人生をより充実したものにするための研究がなされている。即ち、ポジティブ心理学は、デベロップメント・カウンセリングの一分野である。

現代のポジティブ心理学は、1998年にマーティン・セリグマン教授が、アメリカ心理学会の会長に選ばれた際に、今後取り組む課題としてポジティブ心理学の創設を選んだことによって開始された。マーチン・セリグマン教授は、「ポジティブ心理学の父」と呼ばれている。

 

ポジティブ心理学とは、個人の強みや長所を研究する心理学。

私たちの人生が、正しい方向に向かう為の心理学、という事です。

私たちがより良い人生を送るために、どうしたらいいのかを心理学的アプローチで研究する学問だという事ですね。

その為の「よい生き方」や「充実した人生や社会の条件」などの研究を行ってきたそうです。

 

確かに、私たちの悩みの多くは、より良い人生にする為にどうしたらいいのか?という考えに起因する事です。

もっといい人生にする為に、仕事で成功したい。

もっといい人生にする為に、お金が欲しい。

もっといい人生にする為に、パートナーが欲しい。

もっといい人生にする為に、結婚したい。

もっといい人生にする為に、子供がほしい、などなど。。。

 

いい生き方ができて、充実した人生が送れたら、ほとんどが解決しそうですよね。

でも、上記の悩みが解決できたら、本当に「幸せ」になれるのでしょうか?

そもそも「いい人生とはなにか」「幸せとはなにか」も合わせて考えなくてはなりません。

 

「幸せ」とはなにか

それでは、私たちが感じる「幸せ」とはなんなのでしょうか?

一般的に、幸福とは、心が満ち足りている状態の事をさします。

心が満ち足りている、とても抽象的でわかりにくい表現ですが、ポジティブ心理学ではどのように捉えられているのでしょうか?

 

ポジティブ心理学の創始者、 マーテン・セリグマン氏は、幸せとは、一つの尺度で測れるものではなく、5つの要素で構成されているとしています。

 

  • ポジティブ感情(Positive Emotion
  • エンゲージメント(Engagement
  • 人間関係(Relationship
  • 意味、意義(Meaning
  • 達成(Achievement

それぞれ5つの要素をPERMA(パーマ)モデルと呼ぶそうです。

それぞれ解説していきます。

 

ポジティブ感情

人間は感情で生きています。豊かな感情は、人間特有のものです。ポジティブな感情は、幸せに直結します。

 

幸せの尺度①=ポジティブな感情を持っている事。

 

エンゲージメント

 エンゲージメントとは、没頭する事。「時の経つのも忘れて没頭している状態」を「フロー(Flow)」と呼びます。

仕事や子育て、趣味などで、時間も忘れて没頭してしまう時間があればあるぼど、その人にとって幸せであるという事です。

 

幸せの尺度②=何かに没頭してしまう時間を持っている事。

 

人間関係

他社からの励ましがあり、その人が近くにいてくれる事、と定義されています。

人は一人では生きていけません。励ましてくれる人が近くにいることで、自分の力を発揮しようというモチベーションになります。これがとても大切なのだそうです。

 

幸せの尺度③=励ましてくれる人が近くにいる事。

 

行動の意味、意義を考える

 何かをするとき、その行動の目的が明確になれば、やる気スイッチがオンになり、集中して取り組む事ができます。(没頭している=フローの状態)

そして、行動の意味を把握できている、または、その行動を自分の目的のためにコントロール出来ている人は幸福だということが言えます。

さらにそれが、他社の為や社会のためであれば、得られる幸せは最良のものになるという事です。

 

幸せの尺度④=意味のある行動ができる事(行動の意味を考える)。

 達成の継続

 達成する喜びは幸せをもたらします。また、その達成は自信につながり、自己効力感を与えます。

自己効力感とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知。という事です。

簡単に言うと、「できるという確信」です。

そして、この達成を継続することが大切。

日々、小さな目標を達成し続けることが、自己効力感を生み、幸せをもたらすのです。

 

幸せの尺度⑤=日々達成感を味わう事ができる。

 

 

 

 

幸福に関する偉人の名言 

ウォルト・ディズニー

幸福とは心の状態を言う。物事をどう見るかだ。幸福とは満足することだと思っているが、これは金持ちであることを意味してはいない

 

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 デール・カーネギー

世の中の人は誰でも幸せになりたいと思っている。それを手に入れる方法がひとつある。それは自分の気持ちの持ち方を変えることだ。

 

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アルフレッドアドラー

 

幸せの三要素は、①自分自身が好きであること ②よい人間関係を持っていること ③人や社会に貢献していること

 

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ウォルト・ディズニーは、幸せとは心の持ちよう

 

収入が上がれば幸せになれるのか?

先ほど、いい生き方ができたら、悩みのほとんどが解決しそうだと述べましたが、収入が上がれば幸せになれるのでしょうか?

 

ジョナサン・ハイト氏は著書でこのように話しています。

収入と幸福感の因果関係を調べた結果、大抵の人にとって、収入が上がることと幸福感の関係性は非常に弱いという事がわかりました。

この場合貧困層は除外します。いったん中流までいってしまうと、収入が増えても幸福感が増す効果がほとんどないという事です。

 

驚きですよね。収入が増えれば幸せになれるというわけではないんです。

 

 

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  • 幸福度は年収 75,000 ドル(約 750 万円)になるとそれ以上大きく伸びなくなる。(NHK「幸福学」白熱教室)(※満足度とは生活の満足度)

 

年収750万円という金額はサラリーマンには到達しづらい金額ではありますが、大切なのは、稼げば稼ぐだけ幸せになるのかといったらそうではないことです。

 

その原因は、私たちはすぐに適応してしまうこと。

収入が上がった直後は幸福度が増しますが、すぐに慣れてしまうという事なんです。

これは適応の法則と呼ばれているそうです。

 

幸せになる仕事の選び方

 それでは、収入を上げるだけが幸せになる道ではないとしたら、幸せになる仕事の選び方とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

 

 上記の、ポジティブ心理学の幸せの5要素を参考に、私なりにまとめた幸せの尺度を改めて並べてみます。

 

幸せの尺度①=ポジティブな感情を持っている事。

幸せの尺度②=何かに没頭してしまう時間を持っている事。

幸せの尺度③=励ましてくれる人が近くにいる事。

幸せの尺度④=意味のある行動ができる事(行動の意味を考える)。

幸せの尺度⑤=日々達成感を味わう事ができる。

 

 

つまり、それを仕事に置き換えると、

①ポジティブな感情を持って仕事をしよう!

②没頭して時間を忘れてしまうほど、熱中してみよう!

③褒めてくれる上司、慕ってくれる部下を作るには、自分が変わる!

④営業活動を行う上で、目的(目標)をつくろう!

⑤目標の達成を確信して、楽しもう!

 

 

結論:自分が変われば環境も変わる!自分次第!

 

仕事を好きになれるかどうか=人間関係が大きく関係していますよね。

周りが変わってくれるには、まずは自分が変わることです。

それでも解決しないなら、思い切って転職してしまいましょう!

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分に置き換えてみて、①~⑤がある程度あてはまる人は、羨ましいほどの幸せ者です。

また、ポジティブ心理学では、自分のためだけではなく、他社のためや社会のため、世界の為と、大きな視野を持つことで、大きな幸せを得ることができるという事です。

 

介護という大変な仕事ながらも、介護をする人は幸福度が高いという話も、ポジティブ心理学を介して見ると、なるほどと頷けます。

 

逆に、ここはあまり…という方も、具体的な尺度がわかれば、なんとか改善できそうではないでしょうか。例えば、人手不足によってポジティブな感情が生まれなかったり、人間関係が上手くいかなかったり、それぞれの職場には、それぞれの事情があると思います。

うまくいかない原因を明確にするためも、自分の幸福度を5つの尺度で測ってみるのは、幸せへの近道かもしれませんね。

 

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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